2025年10月。
千葉市動物公園では、新たなゴリラ繁殖プロジェクトが動き始めました。

メスのニシゴリラ・モモカが仲間入りし、オスのモンタとの新たな未来が始まろうとしています。
しかし、この挑戦は突然始まったものではありません。

時計の針を30年以上前に戻すと、そこには、千葉市動物公園にとって、本格的なゴリラ飼育へ踏み出す大きな挑戦がありました。

当時、千葉市動物公園はゴリラの繁殖を目指し、準備を進めていました。
そして、迎えることになったのは、まだ幼かった2頭のゴリラ、モンタとモモコ。

食事はどう整えるのか。
施設は安全なのか。
そして、命を次の世代へつなぐことはできるのか。

当時の千葉市動物公園にとって、その一つひとつが向き合うべき大きな課題でした。

30年以上にわたり続いてきた試行錯誤。
成功もあれば、思うようにいかなかった出来事もありました。

それでも、一つひとつの経験が積み重なり、今のモンタとモモカ、そして新たなゴリラ繁殖プロジェクトへとつながっています。

この連載では、千葉市動物公園で長年ゴリラと向き合ってきた飼育担当者へのインタビューをもとに、その歩みをたどります。

ゴリラたちの物語であると同時に、未来へ命をつなごうとしてきた人たちの物語でもあります。